2回流産して不育症検査をしたお話~検査結果とこれから~
こんにちは。
今日は、実際に不育症検査を受けたときのことについて書きます。
※2年近く前のことを思い出して書いております。検査の基準値等、現在は変わっているものもあるかもしれません。
クリニックの決め手
私がネットで調べて受診したところは、都内にあるかなり有名なクリニックです。
(芸能人も通われているし、この業界では知らない人はいないですヨネ…)
そのクリニック医師が書かれているブログを読んでいたため、自然と候補にあがりました。(このブログもかなり有名だとおもいます。毎日何百人もの患者さんを診察してるのに毎日更新するの本当に凄すぎます…)
また、職場から近かったのと、自宅から電車で乗り換えなしで行けるのもそこに決めた理由でした。
クリニック初診
いざ、診察。
事前に提出する問診票には、なぜか化学流産はカウントせずに「流産経験1回」と書いて提出していたんですよね。
※前の記事に書きましたが、2回目の流産は受診しようとおもった矢先に自然流産となったので、カウントしてよいのかわからずにいました。
なので恐る恐る「1回だけの流産なんですが…」と先生に言いました。
すると「1回だけの流産でも何か問題が見つかる方もいるので、検査を受けるのは良いと思いますよ」と言ってもらえました。(おぉ、ブログで予習した通りなんて柔和な先生なんでしょう…)
流産1回の場合では、不育症検査に消極的な医師が多くいるそうなので、そう言ってもらえただけで安心感がありました。
そしてその日はスピッツ6,7本分採血して帰りました。
結果は後日です。
検査結果
検査の日も結果を聞きに行く日も、一人でクリニックに行きました。
ちなみに検査結果を説明してくれたのは、初診とは別の先生でした。
結果用紙がです↓
※基準値は2018年6月時点のものなので、現在は変更されているものもあるかもしれません。
結論からいうと、プロテインS活性がやや低いため血栓ができやすい。
基準値内ではあるが、妊娠すると半分くらいまで下がるため、治療が必要とのことでした。
※不育症治療にたずさわる医師のあいだでは、治療を必要とする数値についての見解が分かれているようです。このブログでは、私がお世話になったクリニックの基準値でお話させていただきます。
そして、治療内容としては、
次回妊娠出来たら
①ヘパリン注射(自己注射)を妊娠16週までor出産直前までやる
②臨月近くまでバイアスピリン(錠剤)を毎日服用する
とのことでした。
また、ビタミンDの値が基準値ギリギリなので、今後は一日3錠サプリメントを飲むようにとのことでした。
組織検査をしていないので、2回の流産が私側の原因によるものなのかはわからないのですよね。
でも、どこかで「引っかからないだろう」と思っていた私は、心臓がドキドキ…。
この日まで、経験された方のブログをあさるように読んでいたため「プロテインS活性」「ヘパリン」「バイアスピリン」という単語はもちろん知っていました。
しかし、いざ自分がそのような治療をしなくてはいけないと伝えられると、
「自分のカラダってダメダメなんだ…」「夫に申し訳ないな」などと、いろんなことを考えてしまいました。
本当はそんなこと思う必要なんて1ミリもないのに・・・。
夫の反応と私の決意
帰宅してから夫に検査結果を伝えました。
夫は初めてきく「自己注射」、という言葉にとても驚いたようで、
「まだそこまでしなくて良いんじゃない?」と案の定な返事が返ってきました。
そりゃ体験者のブログなんて読んだことないだろうし、
妻が自己注射をしなければならないと聞いたら少しためらうだろうな…、とは思いました。
ですが私は「自己注射をすれば助かる命をまた失うのか…?」
「でも確かに注射までする必要があるのか…?う~~~~ん・・・・・」
と頭の中はグルグル。。。
悩んでいても仕方ないし、治療内容について夫にも先生から直接きいてほしかったので、一緒にクリニックに行ってもらうことにしました。
後日、説明を聞いた夫は治療内容については理解したようでした。
しかし先生の前で黙ってしまう夫。
先生からは「ゆっくり考えて大丈夫ですよ」との言葉をいただきました。
それと
「ま、まずは妊娠するところからです」とも。
そりゃそうだ。
「ゆっくりと考えていい」といわれましたが、クリニックを出るときにはなぜか私の意思は固まっていました。
子どもを自分の手で抱くためには、注射でもなんでもする!!!!と・・・。
そして夫に伝えました。
「私やるから!!!」と…。
不育症検査についてはここまでにします。
私はもしかしたら軽症?軽度?だったのかもしれません。
他の病院に行ったら「ヘパリン注射は必要ない」といわれていたかもしれません。
でもその時のわたしは目の前の医師に頼るしかなかったんですよね。
次は絶対悲しい思いをしたくないし、確率が1%でも上がるのなら、ってすがるような思いで。