mono3m’s blog

関東在住一児のママです。自身の出産(2回の流産経験あり 不育症検査実施)、育児について。子連れのお出かけスポットの記録。

不育症治療後の妊娠~ヘパリン注射と肝機能障害とつわり~

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今回は、妊娠確認後の治療と経過について記録したいとおもいます。

 

 

 

 ヘパリン注射開始

胎嚢確認後から、バイアスピリンの内服とヘパリン注射を開始しました。

 

 

バイアスピリンは100㎎1錠を1日1回(いつ飲んでもOK)、

 

ヘパリン注射は午前と午後、12時間間隔になるように打ちます。

 

私のクリニックではお腹に打つよう言われましたが、クリニックによってはお尻や太ももに打つように指導されるところもあるようです。

 

 

自己注射をするのは初めてだったので、看護師さんの指導のもとクリニックでは生理食塩水で練習をさせてもらいました。

 

注射針は細いようで細いし、細いようで太かったです(笑)

 

 

 

いざ、その日からヘパリン注射開始。

 

しっかりコツを抑えれば、痛み少なくできることがわかりました。

 

 

お腹のほうはというと、少し青あざになってしまうときもあればポチっと皮膚が赤くなるだけのときもありました。

 

 

下の写真は、まあまあうまくできたときです。

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ゴムの締め付け跡がすごい・・・(笑)

 

 

 

妊娠してからは、クリニックには毎週通院しました。

 

赤ちゃんの成長を一週間ごとに確認することで、流産経験のあるお母さんの不安を取り除けるのはとても良いとおもいました。

 

しかし実際は、ヘパリン注射によって肝機能が障害を起こしていないか、妊娠後にプロテインS活性や第Ⅻ凝固因子活性の数値が悪化していないかの採血のために通っていたのですよね。

 

 

 

 ヘパリン注射で肝機能障害に

とりあえず1週間ヘパリン注射を打ち終わったところで、ヘパリン注射による肝機能障害の有無を調べるために採血をしました。

 

 

結果は採血してから1週間後、

ヘパリン 注射を打ち始めてからは2週間後に知ることになります

 

 

 

 

 

採血の結果、わたしの肝臓の数値は正常値をかなり超えていました。

 

 

(正常値)→(6W2Dの数値)

AST(10~40)→(50

ALT(6~40)→(113

 

 

これはいけないと、医師の判断により1週間中止することになりました。

 

 

赤ちゃんがしっかし育っていれば私の肝機能が多少悪くなっても別によいのに、と思っていたのですが、3桁を超えるとさすがに中断せざるを得ないそうです。

 

赤ちゃんの命も大事ですが、まずは母体の身体第一ですよ、と。

 

薬による肝機能障害は薬物性肝機能障害というそうなのですが、これが起きると食欲不振や全身のだるさ、発熱、吐き気、発疹などの症状が出てしまうそうなのです。

 

また1週間後に採血をして、正常値に戻っていれば再開しましょうとのことでした。

 

 

これまで2週間毎日ヘパリン注射を打ってきてやっと慣れてきたとき、突然赤ちゃんの命綱だと思っていたものを中断することになり、それはもう毎日不安で不安で仕方なかったです。

 

 

毎日心配そうにしていた私をみて、

夫は「辞めたからといって今すぐに赤ちゃんが死んじゃうわけじゃないでしょう?」と慰めて(?)くれましたが、同じように中断した人についてネットで検索する毎日でした。

 

 

再び8W2Dで採血をして、肝機能が正常値になっているのか否かの結果が9W2Dにでましたが、数値は少し下がっているものの、まだ1日2本打つのはやめておいたほうが良いという判断になりました。

 

そこで私は食い下がり、一日1本だけ打たせてもらえないか質問したところ私の希望が通りました。(言ってみるものですね!)

 

 

そのとき担当医からは「安全策でヘパリン注射もしているが、バイアスピリンを服用しているのでたぶん赤ちゃんは大丈夫だと思う」といわれました。

 

 

「たぶんって何%大丈夫なんですかーーーーー?」

 

 

これまで、ヘパリン注射をしないとまた流産してしまうのではないかという不安と戦ってきたのに、もともとヘパリン注射はいらなかったのか?と、頭のなかは「????」

という感じでした。

 

まあでも、妊娠継続の可能性が1%でも上がるのであればやりましたけどね、注射。

 

 

 

その後も安定期まで2回ほど肝機能の数値は測定しました。

 

正常値は超えているものの、2桁台に落ち着いていたため16週まで1日1本でいくことに。

 

 

妊娠後のプロテインS活性の数値

並行して、プロテインS活性の数値を測定するための採血もしていました。

 

 

16週までに3回測定しました。

 

妊娠前67→3731

 

クリニックでは、16週までにプロテインS活性が30以上であればヘパリンは16週で終了(バイアスピリンは継続)といわれていました。

 

わたしの数値、また次測ったら確実に30切るのでは・・・?とおもいました。

 

数値が31の時点で先生も「出産前までかもね・・・」と。

 

なので本来であれば、私は出産直前までヘパリン注射をやる予定でした。

 

 

クリニック卒業後に通う大学病院へ

ちょうど妊娠13週になる頃、クリニック卒業後に通院する大学病院を受診しました。

 

その大学病院にした理由は、不育症専門の先生がいることと流産を繰り返している患者さんには2週間に1回検診をしてくれるからでした。

 

自宅から少し遠かったのですが、ギリギリ電車で通える範囲だったので悩みましたがその大学病院にしました。

 

 

そしてその大学病院の初診の日。

これまでの治療に関することを先生と話し、その際にプロテインS活性の数値が低いため、肝機能障害もあり一日1本ヘパリン注射を打っていることを伝えました。

 

 

私の希望としては、

肝機能の数値が安定していれば一日1本でも良いので打ちたかったのですが、先生には「この数値ならヘパリンは16週までで大丈夫大丈夫」と言われました。

 

「一日1本ってあまり意味がないんじゃない?」とも・・・。

 

 

確かにその通りだな・・・と思い、大学病院の先生の方針にお任せすることにしました。

 

でもどうしても不安だった私は「定期的にプロテインS活性の数値を測ってもらえませんか?」と聞いたのですが、大学病院ではできないと断られてしまいました。

 

不安が消えたわけではありませんでしたが、

経験豊富な先生がおっしゃるのなら、信じてバイアスピリンだけ忘れずに毎日服用することにしました。

 

 

つわり事情

 クリニックで胎嚢を確認する前から、胃のむかつきや吐き気の症状がありました。

 

6週になるころには気持ち悪さがひどくなり、みそ汁や味の濃いものが食べられなくなりました。

 

朝は毎日便器とお友だちでしたし、職場に着いてもトイレにこもることがありました。

 

私の仕事は、自転車に乗って各お宅を訪問して業務をおこなうものだったので、途中でどこかの図書館のトイレを借りることも・・・(笑)

 

職場の人には気づかれていなかったとおもいます。

 

 

休日は出先で嘔吐してしまう心配もあったので外出は極力避けていましたし、そもそも気持ち悪すぎて外出する気になれませんでした。

 

妊娠したことも親戚にしか話していなかったので、遊びに誘われても嘘をついてうまくかわしていました。

 

 

 

つわりから始まり、ヘパリン注射や肝機能障害など、安定期に入るまでに既にこれでもかというくらい妊娠継続の大変さを痛感しました。

 

妊娠初期も大変だったのですが、安定期に入ってもさらなる大変なことが待ち受けています。

 

安定期以降のことについては次回の記事で書きたいとおもいます。